無題。

ご無沙汰です。いつの間にやらもうこんなに日にちが過ぎていたなんてビックリ。色んな事が有りすぎて、もう本当に有りまくりすぎてこんなに長い間日記を書いてなかった事にさえ気づいてませんでした、ダメだなぁ。
えっと。
7月26日の朝、ウチの猫のニーニが亡くなりました。
前の日記でも書いた通り金曜辺りから急にガクンと元気がなくなって薬の効きが悪くなったので予定していた日より少し予定を早めて病院に連れて行こうかと考えていた矢先ではあったけど本当に驚く位突然の出来事で。
この間と同じく自発呼吸が出来なくなり、ウチの病院は家から急いでも30分かかる場所にある為家から五分程の病院に駆け込んだのですが、間に合いませんでした。
…間に合わなかった、と言うとちょっと違うかもしれないな。病院に着いてから壁に寄りかかって震えながら緊急処置を見守っていたけど何度やっても留置が頚動脈からでも入らない様子で、その後もう手の施しようが無い事を伝えられた後にここの院長の腕は小さい病院の割りにとても良いと思って信頼してはいたものの、「やっぱり起きてからすぐに信用しきっているウチの病院へ連れて行けばニーニは助かったかもしれないのに!!」と自分を責め、その病院に苛立ちを覚えてしまったのですが、今思い返してみると留置が入らなかったその時点でもうニーニの体は止まっていたんだと思います。
以前緊急でうちの病院に連れて行った時、様子が落ち着いてから副院長と話していたのですが、『呼吸が止まっていたとは思えない程すんなりと留置が入り血管もすごくしっかりしていたからこれなら大丈夫と思った』と言ってたのを思い出し、この時は生死を彷徨い、本当に奇跡的に戻ってきてくれたけど今回はやっぱり限界だったんだなぁ…と。
呼吸が出来ず、最後はそのまま苦しい思いをさせてしまった事が本当に可哀相でならなかったけど、亡くなった後の顔が本当にとても安らかで良い顔をしていたんです。
その顔を見て『あぁ、ニーニはやっとゆっくり休めるんだ。きっと自分で納得していったんだな…。』と思えました。だってニーニってば前日の夜中まで『ご飯ちょうだい』って大きな声で鳴き続けて、おなか一杯食べていた位だもん。幸せな気持ちで旅立ったはずだよね。ニーニの優しい寝顔のお陰でお母さんも私も負の感情に流されずにすみました。
そして、私が仕事休みの日に旅立ったという事も、きっとニーニは計算していたと思うんです。なんて。(笑)
でも、動物って本当に不思議で病院で色々な子を見てますが、飼い主の心の中をわかった上で旅立つ子がほとんどなんですよね。病院に危ない状態で運ばれてきて飼い主さんが『お願いだから、死なないで!』と泣き叫んでいる間その子も生きようと頑張っているのですが『もう良いから…楽になって…ありがとう…』と飼い主さんが言われた瞬間にすっと穏やかな顔で亡くなるケースに遭遇する事が良くあって。だからニーニが数日前に生死を彷徨ったのも私とお母さんに心の準備期間を与えてくれたのかな…なんて今は思っている位で。もし私が仕事中で家にいない時だったり、ましてお母さんすらいなくて1人で苦しんで死んでいったとしたら私は絶対後悔と罪悪感で今立ち直れずこもり切って出て来ることは出来なかったと思います。だからきっとニーニはこの日を選んでくれたんだな、と。
今こうして自分自身の為だとココに書きながらもまだ辛いという思いは強くあるので泣いてしまいそうなのを堪えている状態なのですが、気持ちを浄化するという意味では本当に書いて良かったと思います。
今では素直に『私たちの家族になってくれてありがとう』と言う事ができる。
無くなった後、一日私の部屋で一緒に過ごして次の日に火葬しにいきました。ニーニが亡くなった事をニーニがウチに来た当初から知っていて可愛がってくれた伯母に伝えた所、仕事が休みだからと従姉妹と一緒にお葬式に来てくれました。予約していた時間は4時だったのですが、お昼頃に来て私と一緒にいてくれたのでとてもほっとする事ができました。おばちゃん、アミ、本当にありがとね。
火葬した後に霊園の方がお話してくれた中で、
『これから、ニーニちゃんの記憶を薄めていってあげて下さい。決して愛情を薄めていくのではなく。愛情は薄める必要は全くありません。でも、記憶を薄めて自分の事も労わってあげて下さい。』
と言って下さり、あぁ確かにその通りだなぁと。そうする事がニーニにとっても私にとっても良い事なんだろうなぁと思えてすごく楽になれました。

この日から数日間、なんだかもう本当に色んな人に『ありがとう』って言いたい位沢山の人から助けてもらいました。
亡くなった事をすぐに自分の病院に電話で報告したので少なくともAHTはほとんど知っていただろうけど、仕事ではいつもと同じように普通に接して下さった職場の人達、中でも、ニーニの為にとても綺麗なお花を買ってきて下さり、私と一緒に泣いてくれた一番仲良くさせていただいている先輩のTさん、『直接言ったら泣いちゃうと思うから…。』とロッカーに手紙を貼っておいて下さったYさん、連絡を受けて病院からお花を贈る手続きをして下さったMさん、本当にありがとうございました。
そして、直接ニーニと関わる事が無かったヅカファン繋がりの友達からも沢山助けてもらって…。私がニーニの事で色々と大変だった事を知っていて自分もすごく大変な状況なのに色々と話を聞いて沢山気遣ってくれたMちゃん、ニーニが亡くなった後に私を心配してすごく気にかけて会いにきてくれた明蘭、ニーニの事を話した後日に花を送って下さったTさん、本当に本当にありがとう。
皆がいてくれたお陰で自分の中にこもる事も無く元気に生活する事ができてます!もぉ〜本当に何回言っても言い足りないぐらい感謝してます、ありがとう!!!

はぁ、スッキリしました…。まだまだ辛いけどそんなの当たり前に決まってるぢゃん!位の勢いでこれからも過ごしていく予定です♪いつまでもぐちぐち言ってたらニーニに失礼だもんね。
さーて、これから数日かけて今日までにあった色々な事を過去にさかのぼって書き記していこうと思います。過去日記ばっかりだなしかし。でも書いておかないと後悔する位色んな事が沢山ありすぎて×2!!明日からまたがーんばーるぞーぉーぃ。